E (Environment) 環境への取組
エネルギーマネジメント
本投資法人では、エネルギー使用量・温室効果ガス排出量の集計業務を外部委託業者を通じて一括管理し、正確で透明性の高いデータを蓄積しています。またこのデータを分析してエネルギー削減についてのマネジメントを継続的に行っています。
エネルギー使用量 | ||||||
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項目 | 単位 | 2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 |
電力使用量 | MWh | 90,615 | 89,522 | 85,948 | 87,232 | 88,234 |
燃料使用量 | MWh | 7,416 | 7,745 | 9,946 | 9,558 | 10,247 |
地域冷暖房使用量 | GJ | 167,857 | 158,690 | 132,083 | 133,011 | 143,336 |
(換算) | MWh | 46,627 | 44,081 | 36,690 | 36,947 | 39,816 |
エネルギー使用量合計 | MWh | 144,658 | 141,348 | 132,584 | 133,737 | 138,296 |
(原油換算) | Kl | 28,144 | 27,672 | 26,253 | 26,583 | 27,247 |
エネルギー消費原単位 | Kl/㎡ | 0.04235 | 0.04126 | 0.03898 | 0.04038 | 0.04121 |
原単位算定面積 ㎡ | 664,526 | 670,725 | 673,532 | 658,302 | 661,193 |
温室効果ガス排出量(t-CO₂) | |||||
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項目 | 2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 |
直接排出量(スコープ1) | 1,348 | 657 | 784 | 746 | 747 |
間接排出量(スコープ2) | 53,594 | 13,504 | 17,644 | 20,399 | 20,580 |
テナントによる排出量(スコープ3) | - | 62,985 | 60,508 | 61,777 | 62,141 |
うち本投資法人に管理権原がある部分 | - | 36,999 | 29,457 | 28,815 | 27,571 |
うちテナントに管理権原がある部分 | - | 25,986 | 31,051 | 32,962 | 34,570 |
総排出量 | - | 77,146 | 78,936 | 82,922 | 83,469 |
うち本投資法人に管理権原がある部分 | 54,942 | 51,160 | 47,885 | 45,836 | 44,614 |
温室効果ガス排出原単位(t-CO₂/㎡) | 0.08268 | 0.07628 | 0.07110 | 0.06963 | 0.06748 |
原単位算定面積 ㎡ | 664,526 | 670,725 | 673,532 | 658,302 | 661,193 |
- 数値目標については、「マテリアリティに対応するKPI(数値目標)」をご覧ください。
- エネルギー使用量は省エネ法に基づき、本投資法人がエネルギー管理権原を有する部分を対象に算定しています。
- 温室効果ガス排出量の電力排出係数は、地球温暖化対策推進法に基づく、温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度における温室効果ガス排出量算定に用いる各年度の電気事業者毎の基礎排出係数を使用しています。
- 温室効果ガス排出量は、2019年度よりテナントによる排出量をスコープ3(S3)として算定しています。2018年度はスコープ1(S1)、スコープ2(S2)を対象に算出しています。
- 温室効果ガス排出原単位は、本投資法人に管理権原がある部分を対象に算定しています。
再生可能エネルギーの利用
再生可能エネルギーの発電
単位 | 2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | |
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再生可能エネルギー発電量 | kWh | 5,860 | 5,852 | 188,986 | 218,591 | 237,306 |
- クロスガーデン川崎
(太陽光パネル) - 岩槻ロジスティックスセンター
(太陽光パネル)
再生可能エネルギー由来電力の利用
項目 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 |
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実質再生可能エネルギー由来電力量(kWh) | 0 | 3,101,276 | 13,818,268 |
導入物件数 | 0 | 7 | 8 |
再生可能エネルギーの導入率
項目 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 |
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再生可能エネルギー導入率 | 0.16% | 2.84% | 8.82% |
- 上記再生可能エネルギー導⼊率は実質再生可能可能エネルギー由来電力導⼊量に域内発電量を加えた電力量をオーナーに管理権原のある電力消費量で割った値。上記算出方法により、2022年度は14,055,574kWhを159,329,534kWhで割った値を導⼊率としています。
廃棄物管理
単位 | 2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | |
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廃棄物重量 | t | 8,759 | 5,930 | 7,827 | 8,636 | 8,166 |
対象物件数 | 件 | 60 | 69 | 79 | 84 | 84 |
埋立処分率 | % | 1.57 | 1.47 | 1.44 | 1.33 | 0.90 |
- 数値目標については、「マテリアリティに対応するKPI(数値目標)」をご覧ください。
- 廃棄物重量には、産業廃棄物総重量、一般廃棄物総重量が含まれます。
- 2018年度のデータについては、2019年3月末日現在に建物を保有していた施設のうち、データ提出を受けた上記対象物件の2018年4月から2019年 3月の廃棄物重量を、以降の年度のデータについては前年度から1年経過毎の廃棄物重量を集計したものです。
- 2019年度は、コロナ禍の影響でデータ提出対応が難しい大規模施設があったため、排出量が減少しています。
水使用量
単位 | 2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | |
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水使用量 | 千m³ | 224 | 220 | 178 | 228 | 251 |
- 数値目標については、「マテリアリティに対応するKPI(数値目標)」をご覧ください。
- 管理権原のある物件のうち共用部の上水道使用量を記載しています。
- 各年度の期間は毎年4月~翌年3月までです。2018年度の期間は2018年4月~2019年3月までを指し、以降の年度は前年度から1年経過時点の期間を指します。
生態系・生物多様性
生物多様性及び生態系への影響に配慮し、環境保護に努めます。生物多様性とは様々な生き物の豊かな個性とそのつながりのことを意味しています。この生物多様性は人々に様々な自然の恩恵を与えていますが、現在地球規模で失われつつあります。
生物多様性の維持に取組むことは自然の恩恵をサステナブルにすることにつながり、自然調和型社会の形成が重要テーマであることを本投資法人は認識しています。
所有物件敷地内への在来種を意識した植栽や、周辺環境との調和を図る等の対応を実施したいと考えています。
環境への配慮
節水(井戸水の活用)
物件:札幌ブリックキューブ
井戸水をトイレの洗浄水や空調用冷温水に使用
物件:ORE札幌ビル
井戸水をトイレの洗浄水に使用
LED照明
物件:MG白金台ビル、クロスレジデンス大阪新町他
- MG白金台ビル
- クロスレジデンス大阪新町
※器具の写真はサンプルです。
- テナント満足度向上、ビルスペック向上、コスト削減等を目的として実施
- テナントのLED化ニーズに合致し、賃料増額に繋がるケースもあり
使用電力量とCO₂排出量の削減
物件:インターヴィレッジ大曲
使用電力量の比較や、分析~目標管理が行えるプログラムにより、テナントと協働で使用電力量とCO₂排出量削減に取り組む
物件:大宮下町1丁目ビル
EV充電器の設置によりテナントの利便性の向上とともにCO₂削減に貢献
保有物件に関する外部機関からの評価
グリーンビルディング認証床面積カバー率
- 床面積カバー率は、登記上の延床面積に基づき算出しています。ただし、底地は除きます。 複合物件において特定の用途のみ認証を取得している場合においても、当該物件の全体の延床面積でカバー率は計算しています。また、一部の物件で複数の認証を取得していますが、当該物件の面積はダブルカウントしていません。
- グラフの各時点は、各期の決算発表日時点をさします。
認証取得物件一覧
◆CASBEE 不動産評価認証
CASBEE(建築環境総合性能評価システム)とは、国⼟交通省の主導のもと、⽇本で開発・普及が進められている建物の総合的な環境性能を評価するシステムです。評価項⽬は、「エネルギー/温暖化ガス」「⽔」「資源利⽤、安全」「⽣物多様性/敷地」及び「屋内環境」の5分類、21項⽬で構成されています。評価は5段階(Cランク★〜Sランク★★★★★)で表示されます。
> CASBEEの詳細については、こちらをご覧ください。
◆DBJグリーンビルディング認証
DBJグリーンビルディング認証制度は、ビルの環境性能に加えて、防災、防犯及び不動産を取り巻く様々なステークホルダーからの社会的要請に配慮した不動産“Green Building”の普及促進を目的に日本政策投資銀行が独自に開発したスコアリングモデルにより評点化を行い、その上で時代の要請に応える優れた不動産を選定するとされています。
> DBJ Green Building認証の詳細については、こちらをご覧ください。
◆BELS評価・ZEB評価
BELS(建築物省エネルギー性能表示制度:Building-Housing Energy-efficiency Labeling System)は、「建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律」における省エネ性能の表示の努力義務に対応した、住宅・建築物を格付けする第三者認証制度です。国が定める建築物エネルギー消費性能基準に基づく一次エネルギー消費量から算出されるBEI(Building Energy Index)の値によって評価されます。
本制度に基づく評価・表示は、評価協会会員である登録住宅性能評価機関、指定認定検査機関あるいは登録建築物調査機関のうち、BELS業務を実施する機関としての届出を行った機関が実施することとされています。
評価は5段階の省エネルギー性能ラべリング(★〜★★★★★)で表示されます。
ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル:Net Zero Energy Building)は、快適な室内環境を実現しながら、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物のことです。BELSの評価制度において、ZEBの評価はZEB、Nearly ZEB、ZEB Ready、ZEB Oriented の4段階で表示されます。
> BELSの詳細については、こちらをご覧ください。
> ZEBの詳細については、こちらをご覧ください。